記憶に残るサイコサスペンス映画3選

みなさんは怖い映画は好きですか?私はホラーは苦手ですが、サスペンス系は好きでよく見ます。ここでは、私の記憶に残るおすすめのサイコサスペンス映画をご紹介します。

サイコサスペンスって何?

サイコサスペンスとは、狂人や理解不能な行動を起こす人が出てくるジャンルを指します。身近ではなくても、常識を逸脱した考えを持つ人や、ストーカー、文字通りサイコ(精神異常者)が登場する映画はサイコサスペンスに該当します。サイコが出てくるとサスペンス(犯人が分からない事件が発生する)要素が高くなるというのも頷けますね。ホラーはモンスターや見知らぬ殺人鬼が主人公を襲ったり、恐怖がテーマのジャンルです。エイリアンやゾンビが出てくる映画もこれに該当します。逆に、スリラーは馴染みのある人による犯行がテーマになっています。社会性が大きい題材でもありますね。

アメリカの大都会を舞台に繰り広げられる異様なサスペンス「セブン」

1995年に公開され、アメリカだけでなく日本でも大ヒットを記録した、デイビッド・フィンチャー監督「セブン」は、キリスト教の7つの大罪をモチーフにしたサイコサスペンス映画です。内容は一言、まず見てください!!もちろんネタバレしないように執筆していますが、とにかくこの作品は「見てください」の一言です!心配な方は途中で見るのをやめるのも良しですが、まずはトップ級のサスペンスを体験するためにも、内容は事前に見ないで鑑賞しましょう。個人的には、カメラワークと照明、主人公演じるブラッド・ピットの出世作ともあり、彼の渾身の演技は必見です。

アカデミー脚本賞&編集賞にもノミネートされた「メメント」

クリスチャン・ベール主演バッドマンシリーズを手掛けた、今や巨匠と言っても過言ではないクリストファー・ノーランの監督2作目となる「メメント」は、弟のジョナサン・ノーランが脚本を担当したノーラン作品としても有名です。主人公のレナード(ガイ・ピアース)は妻を殺された復讐に燃える記憶障碍者で、10分しか記憶が維持できないために、忘れてはいけないことをメモや写真に収めます。その記録こそが、のちに物語に大きなうねりを与えることになるのです。ストーリーの奇抜性だけでなく、音楽やスクリーンプレイが見る人を釘付けにする、なんとも不思議な魅力のある映画です。ぜひ、先入観なく見てみてください!

コーエン兄弟の最高傑作!「ノーカントリー」

2008年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞を見事受賞したコーエン兄弟(ジョエル&イーサン・コーエン)の最高傑作と言われている、「ノーカントリー」。とにかくすごいのです。ストーリー展開に加えて、映像の展開方法や撮影方法が独特すぎて、今まで見てきた映画は一体?と思うくらいすごいのです!コーエン兄弟いわく、この作品は彼らにとって最も暴力的とのことで、殺し屋のアントン・シガー(ハビエル・バルデム)が所有する武器も今まで見たことのないような最新装置・・。スペインで有名だったハビエルは、この作品でアカデミー助演男優賞を受賞するなど、ハリウッド進出するきっかけにもなりました。ただ恐怖なだけでなく、どこかコミカルなのがコーエン作品の魅力ですよね。1人でじっくりと鑑賞することをおすすめします!