記憶に残る人気ゲームの悪役5人

面白い人気のあるゲームには、必ずといっていいほど、名悪役が存在しています。引き込まれるストーリー展開にも、悪役の存在は大切です。ここでは、特に憎めない愛嬌のある悪役を独断で5人紹介します。

マリオブラザーズのクッパ

スーパーマリオブラザーズなどでは敵として登場し、マリオカートではチームの一員として参加しているクッパ。子分のコクッパと合わせて、クッパが敵と知らない人も多いのではないでしょうか。マリオの憧れであるピーチ姫をさらってマリオに闘いを仕掛けるも、いつもマリオに成敗されるクッパですが、シリーズを追うごとにキャラクターも変化し、子煩悩、マザコン、甘えん坊というツッコミどころ満載の側面も。ちなみに「クッパ」で検索すると韓国料理のクッパが表示されますが、正式名称は「大魔王クッパ」だそうです!

ソニックシリーズのMr.エッグマン

セガの大人気ゲームでアニメ化もされたソニックシリーズですが、その悪役はなんとも憎めない自称「悪の天才科学者」のMr.エッグマンです。彼の夢である「エッグマンランド」の建設に邪魔になるソニックやその仲間たちをライバルと見ていますが、他の敵が地球を破壊しようとしていると知るや否や、ソニックたちと一緒に闘うこともあります。人間味のあるキャラクターで、特にアニメではソニックとの別れを惜しむ姿を見せたり、ソニックたちを技術面で助けてくれたりと、なかなか頼れる悪役です。

ポポロクロイス物語のガミガミ魔王

ソニーコンピュータエンタテインメントが提供する大人気PRGのポポロクロイスには、「男のロマン」を地で行くガミガミ魔王がストーリー展開を面白く演出してくれています。お宝と発明が大好きな、自称「世界征服を目論む悪の魔王」ですが、主人公のピエトロたちがピンチに陥ると助けてくれたり、自分が負けた時はお城を自爆させてみたりと、おちゃめな一面もあり、悪役ながらプレイヤーからの人気が非常に高い存在です。

クラッシュバンディクーのネオ・コルテックス

日本だけでなく世界でもファンの多いクラッシュバンディクーに登場する悪役も、世界征服を企む悪の科学者、ネオ・コルテックスです。定番キャラですが、夢はビーチでモテモテに過ごすことという、普通のおじさんのような性格も持ち合わせています。上司のウカウカには頭が上がらず、毎回クラッシュに妨害されて計画を実行できなかったりと、ダメダメ感が満載ですが、持ち前の悪運の強さで何度も立ち上がります。

Crash1010101 / CC BY-SA (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)

ブレスオブファイアIVのフォウル

カプコンから発売されているブレスオブファイアシリーズは、竜を世界のモチーフに扱ったファンタジーPRGです。フォウルは主人公リュウとリンクするもう一人の主人公で、プレイヤーは交互に2人の相反するキャラクターを操作することができるのが、本ゲームの魅力です。フォウルはフォウ帝国の初代皇帝で、リュウが世界に出現した時に600年の眠りから覚めました。約束を裏切られ、心許した人に死なれ、再び人に絶望したフォウルは帝国を壊滅させます。切ない宿命を背負った悪役と言えるでしょう。